令和7年度 熊本県専門士業連絡協議会主催 合同無料相談会参加報告

令和7年11月23日(日・祝日)に熊本県民交流館パレアにて毎年恒例となっている専門8士業合同の無料相談会が開催されました。今年度も多くの相談者の方が来場し、計64件の様々なご相談に対応させていただくことができました。

パレア・相談会場受付

■相談会の概要

本相談会は、複数士業が専門性を結集し、相談者の皆様の幅広い悩みにワンストップで対応できる貴重な機会です。複数分野に及ぶ複雑な相談にも適切に対応できる点が、最大の特徴となっています。
今年度も、行政書士×税理士×司法書士による共同相談や、弁護士×公認会計士が連携して問題解決にあたる場面など、士業同士が垣根を越えて協力し合う姿が多く見られました。
単独の士業だけでは解決が難しい相談に対して、専門家が協働することで道筋を提示できたことは、国民の権利・利益に寄与する専門士業として非常に有意義なものでした。

■熊本県行政書士会からの参加者

当日は、運営補助を行う実行委員として、広報監察部から部長を含む3名、相談員として2名の会員が参加いたしました。

行政書士が担当した相談内容は、

農地が絡む相続

相続土地国庫帰属制度に関する相談

遺産分割協議書の作成指導  

などで、対応件数は4件でした。
今年度は相続分野の相談が中心でしたが、昨年度までは在留資格や各種許認可に関する相談も寄せられており、行政書士が扱う幅広い業務領域が改めて認識される機会となりました。

相談員:許認可部長・松岡和孝会員

■おわりに

本相談会は年1回の開催ではありますが、相談者の皆様からは「もっと頻繁に開催してほしい」とのお声を多数いただくなど、大変好評を博しております。
また、士業間の情報交換や学びの場としても大変有意義であり、各専門分野の知見向上にもつながっています。
今後も本相談会を通じて、国民の権利・利益に資する活動を推進するとともに、行政書士の専門性と社会的役割を広く発信してまいります。

執筆者:広報監察部 伊藤琢